21…蒼鷹(1)

テスト初日

全科目のテストだから、選択科目も含めて10科目以上

午前中に行い、午後は帰って勉強の時間

私は理事室でやり、開始数分後には解き終える


「今日は仕事があるから、ここで寝るね」

「おう」

 

今日は紫音が最後の試練を受ける日
けど、紫音は知らない

 

テストが終わり、紫音が理事室に来る
紫音には、楼が話があると言ってある


「行こうか」


紫音と手を繋ぎ《テレポート》で桜井組の自室へ

ローブを纏い、楼の部屋へと行く


「入れ」


部屋に入れば、楼と春が


「鷹」


《ヒュプノ(催眠)》

部屋全体に催眠を掛ける


「いいぞ」


フードを外す


「楼さん、話って?」

「俺からは何も無ぇよ」

「え?でも、楼さんから話があるって姉さんが…」

「紫音」


紫音に振り返る


「姉さん?」

「これから貴方には最後の試練をしてもらう」

「え、最後の試練?」

 

 

紫音side

姉さんが俺の目の前に手を翳す


「姉さん?」


姉さんの左目にはペンタクルが


「コレを無事に終わらせれば、紫音…貴方を正式に…」


言葉を聞き終わる前に、意識が無くなった